労働三権とは、わかりやすくいうと何ですか?

労働組合について勉強していると、「労働三権」という言葉が出てきますが、労働三権とは何でしょうか?

また、労働三権はどういった権利で、どのように保障されているのでしょうか。

労働三権の一つめ、「団結権」とは?

それでは、三権のうちの一つ目からみていきましょう。

まず最初は、「団結権」です。

これは、労働者が使用者(経営者や工場長、組織のトップなどです)と対等な立場で交渉するため、労働者自らの経済的地位の向上を図る為に労働組合を組織することができる権利のことをいいます。

これは、憲法で保障されている「労働基本権」(労働権・団結権・団体交渉権・争議権)の一つです。

 

労働三権の二つめ、「団体交渉権」とは?

一つ目の「団結権」は、組合を作る権利でした。

二つ目の「団体交渉権」は、団結権で作った組合(労働者の自主的団体)が、労働者の生活を守る為、労働条件やその他の労働関係につき、使用者または使用者団体と交渉を行う権利のことを言います。

組合を作る権利、組合を作って使用者と交渉する権利、ここまではよいでしょうか?

労働三権の三つめ、「争議権」とは?

二つ目の団体交渉権で、使用者と交渉できたとしても、話が平行線でまとまらない場合があります。

話し合いだけではまとまらない・・・となったら、どうすればよいでしょうか。

暴力による解決は、もちろんいけませんが、労働者ができる行動としては、代表的なものとして「ストライキ」などがあります。

ストライキとは、労働者が要求を貫徹するために、集団的に仕事を放棄することを言います。「同盟罷業(どうめいひぎょう)」とも言います。

他にも、ピケッティングや、ビラ配り、街宣活動など、さまざまな方法がされているようです。

街宣活動とかは違法じゃないの?

街宣活動を含めて、これらのこと(争議行為)をする権利が憲法や法律によって保障されている、ということがとても重要です。

もしも、話し合いの権利だけで争議行為が違法とされたら、どうなるでしょうか。

話し合い(団体交渉)の場所だけ設けて、双方が席についたとして、

組合側「給料を上げてください。」

使用者側「上げることはできません。」

これで終わってしまったとしたら、憲法で保障された権利がまるで、「絵に描いた餅」になってしまいます。

ストライキやデモ行進、ビラ配りや街宣活動などは、暴力を伴わない平和的な争議行動であると言えるのではないでしょうか。